まとめてアートディ

awatomo2006-05-21

今日は大阪や神戸でお知り合いのアーティストさんのグループ展が行われているので、まとめて行って来た。和歌山から出る時には、用事をまとめて全部すませるくらいの勢いが必要なので・・・。
で、ひとつは大丸梅田店で行われていた「風水土のしつらい展」。いつも何かとお世話になっている龍神村の竹紙職人、今竹生さんも出店されているのだ。百貨店での展示と聴いていたので、どーせお金持ちなおばさま相手のとっつきにくい展示かなぁ〜と勝手な先入観(失礼!)でもって挑んでいた節もあるのだが、いやこれはこれでとても見るべきものがあって、大いに感銘を受けた次第。とにかく参加されている作家さんの人数が桁違いのボリュームで、とても個性的で面白いことをされている方も大勢おられた。なんというか、単に商売然と落ち着きはらってなくて、きっちり作家魂的エネルギーみたいなものがビンビン伝わってきて、斜に構えていた僕の方が打ちのめされてしまった次第。そんな中でも今竹生さんって本当にいい味出してらっしゃるなぁ〜とつくづく。
続いては神戸で行われていた「地力」という現代美術展。これまた説明の難しい展示なのだけど、要するに取り壊し予定の倉庫などの建物を、作家達が自由に使って作品を制作展示している。ここにはキンダガルテンでご一緒した、我が家のミゼット「あわ太郎」の名付け親でもあるKOKUFUMOBILさんが出展されていた。倉庫の屋根の上にコクフさんのシンボル?ヨットの帆で出来た巨大な風車がぐるりぐるり回っている。なんだろう、この感じは。他に説明はなくてもその光景を見ているだけで、おそらく作者も意図していないような、いろんなメッセージやストーリーが勝手に展開されていくような、不思議な詩的空間がその巨大風車の周りに発生していた。またしてもリスペクトであります。
それにしても今日は、ただでさえ夏のように暑い上に、久しぶりの都会の空気で、半ばおのぼりさんと化した僕には刺激が強かった。くらくら〜。