田起こし

田植えに備えて田んぼを耕す。ディーゼル耕耘機を使ってガタゴトと耕していると、行く手に潜んでいたカエルやバッタが大慌てで飛び出してきた。機械を使うと、いつもこれが気がかりでしょうがない。中には逃げ遅れるのもいるんだろうなぁ、なんて想像するとどうにもやる気が失せてくる。それでも広い田んぼを耕している内に慣れてくると、調子に乗って来て「オラオラァどけどけぇ！」と気も大きくなってきたりして、ふと我に帰る。
兵隊って、こういう感覚なんだろうか？
せめて逃げる時間稼ぎにと、ギヤを１速に落としてみたり。何やってんだかなぁ・・・。それでも、夜になるといつもと変わらずカエルの大合唱が始まったので、ちょっと安心、というより、自然の逞しさを思い知らされた。