生きてます

奥歯の”手術”から3日経過。痛みもだいぶ治まってきた。というか前回の町医者で左奥歯の治療してもらったときは、１週間くらい顎を開くのが辛かったが、今回は顎に関しては全く問題ない。さすが総合病院の技術はすごい、と妙に関心。いや、ありがたいことです。
外科医療の進歩は、従来不可能とされてきた大病も治すことを次々と可能としている。一方、あまりに”生存期間の延長”にこだわるあまり、患者の”生”そのものの質を顧みないのではないか、という議論をよく耳にする。極端な話、意識不明で寝たきりでも「生きている」には違いない。でも、たとえ短くとも家族と共に生活を全うすることと、患者にとってはどちらが幸せなのだろうか、と。
これは難しい問題だ。でも、今回僕はたかだか歯の治療とはいえ、少なくとも現代医療のお世話になったには違いないわけで、いろいろ言われる現代医療も、無くては困る大切な事には違いないんだな。
結局のところ、どうやって生きて行くかというのは、その人本人の判断にかかっているということなのかなぁ。
庭にはいつの間にか黄色い花が咲いていた。とにもかくにも、今日も一日、与えられた生を大切に生きていきたいなと、思った訳であります。