稲刈り

稲刈りの季節。
今年のあわ屋田は機械を使わず鍬一本で耕し、植えてみた。
そのせいだかどうだか、稲の実りが去年とは比べ物にならないくらい実って、収穫を楽しみにしていたのだが、僕たち以上に実りを心待ちにしていた連中がいたようだ。
イノシシだ。
今年はイノシシの被害が、これまた去年とは比べ物にならないくらい凄まじく、日に日に稲が倒されて行く。倒れた稲は泥まみれになって、すぐに発芽してしまう。
個展の準備もあるし、本当はもっとゆっくりと刈るつもりだったのだが、そんな悠長なことは言ってられなくなったので、このところ連日稲刈りに追われている。1日遅れれば、1日分倒される。イノシシとの競争だ。刈るだけでなく、泥にまみれた稲穂を洗う作業も加わって、稲刈りの作業が、それこそ去年とは比べ物にならないくらい大変。
まぁ所詮稲作２年目ですから、比べる対象が去年しかないのだけど。
ともあれ、ちゃんと季節になれば実ってくれる。この当たり前のことが、何よりありがたい。
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